タカオカ化成工業では、モールドする製品の種類、目的、大きさ、使用電圧、生産量などによって、適切な注型法と硬化法を選定しております。
様々な製法を使い分けることによって、お客様の要求使用を満足するモールド樹脂のすぐれた特性を最大限発揮する製品を製作しています。
また、真空注型法で微細な気泡や空隙の残さないよう注型を行い、硬化過程においても温度を制御しながた内部欠陥やゆがみを生じないよう、
過去から蓄積したノウハウを活用し、生産活動を行っております。
区分 | 種類 | 概要 | |
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注型法 | 圧力による分類 | 常圧注型法 | 主に低電圧用部品に適用 |
真空注型法 | 気泡や空隙を排除する注型法。高電圧部品に適用。 | ||
目的による分類 | 一般注型法 | 電気的、機械的にすぐれた充てん剤入りの樹脂で 製品内部を強化、保護する目的の注型法 |
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含浸法 | 巻線内部などを巻き込んだ内部まで 樹脂を浸透させ、電気的に強い製品を製作可能 |
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注型同時含浸法 | 一般注型法と含浸法を同時に行う注型法。 変圧器の一次側コイルなどに適用 |
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硬化法 | 一般法 | 常温~中温硬化 | 小型部品に適用 |
高温硬化法 | 耐熱性を求められる高電圧製品に適用。 温度プログラム法を適用する場合もある。 |
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特殊法 | 温度勾配法 (TGM) |
金型に温度勾配をつけ、高温側から順次硬化させる方法。 製品品質を安定させることができる。 |
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部分加熱法 | 寸法精度の必要な部品や複雑な形状の製品に適用。 | ||
成形機を用いる方法 | 加圧ゲル化法 (PGM) |
加圧ゲル化注型機で注型から硬化までを効率的に行う製法。 ひけや内部歪みの小さい製品が得られる。量産向き。 |